MUGENにおけるコマンド認識について


MUGENのcmdファイルのコマンド認識は相手のステートをP2stateno等で奪っている場合、奪っている側のcmdファイルを認識しますので問題ありませんが、奪っていない状態で認識するのは相手側のcmdファイルのcommand登録順に依存するようです。

縁寿のメタ返しを例にして解説します。

↓これは縁寿のcmdファイルの一番上の行で

[Command]
name="z51"
command=z,z,z,z,z,z,z,z,z,z,z,z
time=0

[Command]
name="z52"
command=x,x,x,x,x,x,x,x,x,x,x,x
time=0

[Command]
name="z53"
command=y,y,y,y,y,y,y,y,y,y,y,y
time=0



↓これはアルのcmdファイルの一番上です。

[Command]
name="AI_00"
command=a,a,a,a,a,a,a,a,a,a,a,a,a,a,a,a,a,a,a
time=0

[Command]
name="AI_01"
command=b,b,b,b,b,b,b,b,b,b,b,b,b,b,b,b,b,b,b
time=0

[Command]
name="AI_02"
command=c,c,c,c,c,c,c,c,c,c,c,c,c,c,c,c,c,c,c
time=0



縁寿のメタ宣言を発動中、縁寿側で"相手がメタ返しのコマンドを入力した"という判定に

trigger1=enemy,command="z51"

というトリガーひとつだけを縁寿側で入れているとします。

command="z51"は縁寿のcmdファイルの一番上に登録しているコマンドですので、相手のアルは一番上に登録しているcommand="AI_00"のコマンドを入力した場合でのみメタ返しができるということになります。

MUGENはステートを取らない限りは基本的に直接commandを指定できないので、縁寿にcommandを限界まで登録して全てのcommandをトリガーに指定しています。

このコマンド認識の仕様に、ただ、ひとつだけ例外があります。
command="recovery"という名前のコマンドだけは登録順に依存せず直接認識できます。
ですので、もしこの名前のコマンドを登録していない場合、

[Command]
name="recovery"
command=a+b+c

[Command]
name="recovery"
command=z

というように"recovery"でcommand登録すると大量にコマンドを登録しなくてもメタ返し等に対応できるようになります。

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※ 2023/07/26 アクセスカウンター設置


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